「ボヘミアンラプソディ」フレディ・マーキュリーと「龍が如く」桐生一馬の共通点から魅力ある人間のパーソナリティーを探る(※ネタバレあり注意)

話題の映画、ボヘミアンラプソディを見てきた。
マジでよかった。映画で感動したのは久しぶりだった。
マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を観た時も思ったけど。魅力あるスターってのは、その才能や努力から繰り出されるパフォーマンスが素晴らしいだけじゃなくて、人間としての精神的な魅力も兼ね備えていると思ったね。
かといって「スティーブジョブス」とかの映画観ると思ったけど、成功した人が必ずしも完璧ってわけじゃなくて。人間として弱い部分だったり、尊敬できない行動や判断をすることもあるのももちろんで、そういうの清濁併せ呑んで描いてる映画ってのが、やっぱリアリティがあって、いい映画だなって思うね。

一番、胸に刺さったシーンが。
フレディ・マーキュリーがLIVE AID直前の練習の際に、メンバー達に自分がエイズに感染していることを打ち明けるシーン。
だけどフレディから悲壮感はほとんど感じられなくて。「同情したり気を遣ったりしなくていい。病に倒れた悲劇の主人公になんかならない。俺が何者かは俺が決める

と語る…その強さと気高さにズキューン!胸に刺さったね、この言葉とフレディの死を恐れない覚悟に…。

このシーンからの、終盤のライブのシーンは、本当に圧巻で、鳥肌立ったな。
そんでもって映画を観終わった帰り道、「何かこのセリフ、どっかで聞いたことあるな~何だっけ…」って考えてたら、思い出した。
龍が如く5」の、桐生一馬のセリフだ。

奥田瑛二が演じる大阪府警の刑事が、川沿いで黄昏ている桐生一馬に近寄って来て、近江連合若頭の渡瀬からの伝言「近江のケツは自分が拭く。その後 東京で白黒つけよう」って伝えて。「お前 本当にこのままでいいのか?」と、桐生一馬に東城会をもう1回引っ張ってもらって近江連合と戦わせよう?っていう算段だったのか細かい目的とかは忘れたけど、そんな感じに自分の都合がいいように行動してもらうために桐生一馬を軽く挑発した時に。
桐生一馬が、タクシーに乗り込んで言ったセリフが…「行きたい場所があるんだったら乗せてってやる。だがそれ以外 アンタの指図は受けない。俺の行く道は俺が決める」とね。

くっ~カッコいいね。桐生一馬はほんと、名言が多くて。あと、

受けた恩に対する感謝と義理を通す意識がものすごく高い

のが魅力ね。同じ作品で「俺は出来た人間じゃないが 男の頼みを聞けないほど腐っちゃいない」「素性を隠して生きてきた俺に力を貸してくれた連中に、これ以上迷惑をかけることはできないからな。筋を通しておく必要がある。」「班目組長は守ってくれたんだ。俺も…そして、大吾のこともな」っていうシーンとかもあったし。

まあとにかく、フレディ・マーキュリーとか桐生一馬みたいにな。

俺が何者かは俺が決める
俺の行く道は俺が決める

と、自分の意志を貫き通す、Life Is What You Make It、Make It On My Own…で生きる強さ、を忘れずに、行動していきたいね。
あとふと思ったけど、QueenのWe Will Rock Youと、CHAGE&ASKAの「YAH YAH YAH」って、ちょっと似てる気がしたけど、違ってた。
動詞の”Rock”は「打ち倒す」「驚かせる」とか…日本語に訳すの難しいけど。
クイーンのは「見返してやるぞ」という意味合いのRockだけど。
チャゲ&アスカの「今からそいつをぉ♪これからそいつをぉ♪殴りに行こうかぁ~っ♪」っていう、ちょっと暴力的な意味合いだから、全然違うな。
そもそもチャゲアスの曲の方は”Rock”って、歌詞に出てきてないし。CHAGE&ASKAがロックなのかフォークなのかという議論もさておいて。

クイーンの「We Will Rock You」だったり、マイケルジャクソンの「Rock With You」や「You Rock My World」的なRockは、これからの人生でどんどん、やっていきたいね。

[関連]伝説の証 ~ロック・モントリオール1981&ライヴ・エイド1985RED HILL(「YAH YAH YAH」収録)

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