隣りの男女が何か、意味深な会話しててYo。
男の方が「否定からは否定しか生まれないから」的なことを、偉そうに講釈を垂れていやがったので。
否!
と、大声で詰め寄りたかったが、それをやるとただの変人扱いされて終わりなので。
まあ、やらんかったけどYo。
否定からは否定しか生まれないなんて……青いNa!
言葉には重みも説得力もなく、抽象的で地に足が付いてない言葉だZe。
俵万智の有名な詩も知らねえのか?
「寒いねと 話しかければ 寒いねと 答える人のいる あたたかさ」
ってYo。「サラダ記念日」だったっけ、マイナスとマイナスをかけるとプラスになる的な解説も書いてたYo。
マイナスの言葉でも、その苦しみを共感し、分かち合える人がいればプラスになるんだZe。
織田裕二主演のドラマ「ラストクリスマス」でもあっただろ?「まったく君たち二人は、マイナス思考だなぁ。でも、マイナスとマイナスを掛ければ、プラスになるんだったね。」みたいなYo。
マイナス思考、すなわち「自己嫌悪に陥る」「可能性を信じない」「猜疑心の目で物を観たり考える」行為は、現状を疑い、状況を打破しようという積極性がある。
漫画「LIAR GAME」第4巻にもこういうシーンがあった。
【秋山深一】:おやおや、何でも信じるナオさんが人を疑うのかい?
【神崎直】:……あ……いけませんね こんな事じゃ
【秋山深一】:いや 人は疑うべきだよ 多くの人は誤解しているけれど 人を疑うとはつまり その人間を知ろうとする行為なんだ
「信じる」その行為は紛れもなく高尚な事だ……しかしね 多くの人間が「信じる」の名の下にやってる行為は実は
他人を知る事の放棄
それは決して「信じる」行為ではなく……無関心
無関心こそ疑うよりはるかに忌々しい行為である事に多くの人間は気づいていない
みたいなYo。
わかったか?
だから、俺の隣りの席で偉そうに人生訓みたいなのを語ってんじゃねええええYo!
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