ダイハード3の好きなシーン(※ネタバレあり)

久しぶりにダイハード3を観た。
たぶんダイハード一作目の、次に好きな作品。
1は確かブルースウィルス一人だった気がするけど、3はバディものって感じでよかった。

ちょっと「スピードに似てる」とか言われてたけどね。
スピードも一作目のキアヌ・リーヴスのは覚えてるけど、他のは忘れたなぁ。

閑話休題。

で、その好きなシーンというのが。
マクレーン(ブルース・ウィルス)とゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)が3ガロン(1ガロン=約4リットル)の空容器と5ガロンの空容器を使って、4ガロンの水が入った容器を測りの上に置けば爆弾が止まるといった場面がある。

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マクレーン:「何が違うんだ?自分でもわかってないくせに偉そうにぬかすな!よこせやり直しだ!!」
ゼウス:「いや、やり直してる時間はない。」
マクレーン:「そいつをよこせ!この馬鹿!この糞っ垂れ野郎!!」
ゼウス;「いいよ言え!!!」
マクレーン:「何だ?」
ゼウス;「“ニガー”と言うつもりだったろう?」
マクレーン:「なに言ってんだ!?」
ゼウス:「確かにそう言おうとした!!」
マクレーン:「違う!木偶の坊!!そう言おうとしたんだよ!!お前こそ俺が白人だからって偏見持ってんだろ?俺がお前さんや、兄弟を迫害したことあるか?人種差別してるのはそっちだろ差別野朗!!」
ゼウス:「何だと!?」
マクレーン:「俺が白人だから嫌ってんだろ!!」
ゼウス:「あんたと居ると寿命が縮むからだ!!」
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このやり取りがいいのは、単なる“4ガロンの容器を作れないがゆえの口論”を越えて、マクレーンが“白人”、ゼウスが“黒人”として、つまり“黒人と白人の人種間の争い”なんだけど、手を取り合って…っていう暑苦しい感じではない。
もっとサラッとしてる。
それこそ、黒人と白人の垣根を越えた友情みたいなんじゃなくて、アクション映画として楽しめる展開になってるんだよな~。

ちょっと「あぶない刑事」に近い。ハードボイルドなんだよな。
名コンビで無理難題に立ち向かっていくんだけど、ベタベタしたりお互いをリスペクトし合う描写がしつこいと、なんか興ざめしちゃっていうか。
「感動させようとしてないか?」みたいな。
そういうんじゃなくて、そんな言葉を交わしたりはしないんだけど「俺たちは共同戦線をにいるから、お互いの責任を果たしていこうぜ」って感じ。
なんかカッコいいんだよなぁ。そんな相方と仕事してみたいね、ほんとに。

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