埼玉が勝てない圧倒的オシャレ感を漂わせる神奈川県横浜市・山手のドルフィン

翔んで埼玉を観た話をしたけど、いまいち神奈川県の活躍が弱かったので。
ここで神奈川県、とりわけ横浜市がどれだけオシャレかを語ろう。
松任谷由美…オシャレアーティスト?としても有名だよな。

その松任谷由美の歌に「海を見ていた午後」ってのがあるが、この歌に”ドルフィン”っていう、神奈川県横浜市のレストランが出てくるんだ。

山手のドルフィンは 静かなレストラン♪
晴れた午後には 遠く三浦岬も見える♪
ソーダ水の中を 貨物船がとおる♪

三浦半島、海が見えるっていう埼玉にはないアドバンテージ。
昼下がりの午後、山手のドルフィンで、例えば一人で本を読んだり、例えばデートで話に夢中になっていたりするとしよう。

そしてふと、脇に置いていた飲み残しのジンジャエールに目をやる。時と共に炭酸が抜け、透明度が増しているジンジャエールは、もはや水に近い。
そしてその水の中を、船が通る。船が通る!?そんなわけないだろ!?

よく見てごらん、船だ!船がやってきた!
・・・見て、通ってるだろ?

ほんとだ・・・
ってね、なんてロマンチックなの!?

ドルフィンの近くには三崎港があるとかないとか。その港から出る貨物船がちょうど、窓際の席に置いた透明のグラスに重なり、グラスの中で船が進んでいるように映るのさ。分かりやすく言うと、リアル・ボトルシップ↓

みたいな感じよ。
作り出されたオシャレじゃない、ナチュラルなサプライズ。
松任谷由美のこの歌は、それを実践しているな。

そう、つまりサプライズであると同時にナチュラル、オシャレの真髄を語るにおいて、その点を強く強調したい。

フランス料理屋でワインの蘊蓄を語るのではなく、ダーツバーでダーツを投げた勢いでワインへと手が及んでいく感じ・・・つまりオシャレとは「カットイン」ではなく「フェードイン」だということ。

かなり昔のテレビ番組…「堂本兄弟」だったかな。ゲストの戸田恵梨香が言ってた気がするが、畏まったオシャレなフランス料理屋とかで指輪を渡されるのじゃなく、ふと、何気なく一緒に小汚い歩道を歩いている時にプロポーズされるのがいいみたいな、話してた気がする。そういう、自然な感じ。

スキンシップを取りたいという下心から「肩もんであげるよ」と口走り、イヤらしく恩着せがましいマッサージを行うのではなく、「あ~ん、時計が壊れちゃった(泣)→僕に任せろ!」と、時計を修理してあげている最中、取り外した時計の針を手に取り、「ここが気持ちいいのか~!」と、時計の長針&短針を巧みに使い分けて針マッサージをしてあげるといった感じよ(違うか?)。

高層ビルで夜景を眺めながらプロポーズなんてのは、誰でも思いつくサプライズなのさ。てか、サプライズですらない…まあそのベタを実践する度胸は大したもんだけどよ。

だからワインだって、フランス料理店ではなく、ダーツバーでダーツを投げた勢いで飲酒する。それでこそ、オシャレだと思わないか?

ダーツバーではあまり見かけないワイングラス、このプチサプライズに(「プチ」というのが重要、気付かれないように)、ナチュラルテイストを加えてシェイクすると、「オシャレ」というカクテルが生まれる。

ダーツを投げた瞬間の手の形状をよく見てみろよ、その手の形は、実は、ワイングラスを持つ手の形状とそっくりだろ?

だからこそナチュラル、ダーツを投げ、投げた瞬間の手の形を維持しながら、刺さった三本のダーツを取る前に、「惜しい~」等と言いながら、背もたれのないイスに腰掛けると同時に、その手をワイングラスの方に横滑りさせてキャッチ→クイッと一口、「まいう~!」

ホンジャマカ石塚的な、敢えてオシャレとは程遠いタレントの発言を引用することによって、ワインが持っている陳腐なオシャレ的権威を失墜させ、新しいオシャレを生み出す。
石ちゃんというマイナスのオシャレ要素と、ステレオタイプなオシャレアイテムであるワインが持つマイナスのオシャレ要素を掛け合わせることによって、+(プラス)のオシャレが発生するんだ。

ふぅ、何言ってるんのかな俺は…。

しかし山手のドルフィンのオムライスは、マジで美味そうだ。

ユーミンの歌『海を見ていた午後』に出てくる「山手のドルフィン」の今はどうなっている? – [はまれぽ.com] 横浜 川崎 湘南 神奈川県の地域情報サイト

また食べに行こう。

関連:MISSLIM(「海を見ていた午後」収録)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

トップページ(低価格ヒルズ)に戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です