ウケる技術:ハードルの低い「さすが」の無駄遣い

この前、とある飲食店であった出来事。
ちょっとイカした若者2人組の男が店内に入ってきた。
メニューを見ながら、さりげなく若くてキュートな店員さんと談笑。
店員さんも、ビジネスライクな応対をするのに留まらず、プライベートなこともつい話してしまう。
それぐらい、その男性2人組のナンパテクというか、心に闖入していく話題展開というか、とにかく上手だったんDa。
で、その2人が使っていたテクニックの1が「“さすが”の間違った乱用」Da。
石田純一が恋愛をより上手に運ぶために「さしすせそが大事」みたいなことを言ってたよNa。

さ…さっすが〜。
す…すごいね。
し…信じられな〜い!
せ…せっかくだから・・・(お茶していきませんか?)
そ…そうなんだ〜。

ってNa。
だが、その2人組が使っていた「さすが」は、上記の単純な用法ではないんだNa。
まず、事前に店員さんのプロフィールを聞いておく。
どうやらその店員さんは早稲田大学の模様。
そして早稲田大学の特徴を抽出。
誰にも思いつくのが、まあ早稲田だから「頭がいいのかな」とか思う。
その前提条件を揃えたところで、展開させたのね。

男:「ええ〜っと、この…なめろうってのは、どういう?」
店員:「切り身を叩いてよくすりつぶす調理法でございます」
男:「さすが早稲田!」
店員:「いや、早稲田っていうか…」

男:「これ2000円ってことは、消費税込みでいくらですかね?」
店員:「2160円ですが」
男」「さすが早稲田!」
店員:「いやいや…(苦笑)」

ってな感じで、別に早稲田とか関係なく、ある程度常識ある人だったら知ってるような簡単な質問をして、そのハードルの低い質問に対して「さすが」で褒めるっていうやり取り。

しかも、このやり取りを連続でやらず、お笑い用語で言うと「天丼」ってやつか。
同じボケ(誤ったさすがの使い方)なのに、連続でやると予測されちまったり嫌味に捉えられちまうからかNa、1回使ったらちゃんとインターバルを置いてから使ってやがった。
んで店員さんはハートをガッチリ掴まれててYo、笑顔を浮かべてたZe。
このテクニックは、マジ、いただいてやるZe。

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