全ての歌詞が世相を斬ってるwaniwaveの名曲

「waniwave 名言bot」で、google検索してほしい。
soundcloudに名曲がアップされてる。2016年で一番響いたhiphopが「STUTS – 夜を使いはたして feat. PUNPEE」だとしたら、2017年はこの曲しかないね。(2013年にアップされてる曲みたいだけど)
シングルカットしてないのが残念。
珠玉の歌詞の一部を紹介。

正論や名言をRTして偉ぶった♪」
これはあるよね、あるある。
・「目が散って何を見たらいいのか全然わかんないんだ」
これ自分だ!と思った人も多いはず。どうでもいいニュースを見聞きして、自分は何も成長しとらーんって感じ。
・「生きてるということは擬態なんだ」
そうなんです、擬態に過ぎないんです。我が人生…悲しいことに。
環境に適応して、周りの人間関係に合わせて、自分を抑えて笑顔作って、何が楽しいの?周囲の環境に合わせて同調・同化しちゃったら、火葬されて残った白骨や灰と同じだよほんとに。
・「で 情報を取捨して構成されしタイムライン 僕のココロが丸裸になる なにもないんだ」
そう何もねえんだな。引用して、評論家気取ってつぶやいて、その先に何が残るの?ただの文字列の組み合わせ、〇〇バイトの情報の塊をWebに投下して、現実生活にフィードバックあったか?ねえだろ?あったとして大したことねえだろ?だったら、なんも生み出してないに等しい。
評論家になって稼げたりしたらリスペクトしてあげるけどな。
・「躊躇するな 急所をつくの 甘やかしながらごまかしちゃうか」
そんな輩にはガツンと、言ってやればいいんだよね。大したことない、自覚して自尊心瓦解、心のジェンガ壊して、INSANEに導いてやるとはいわんけど、せめて、ウロボロス・自縄自縛の狭隘でちっぽけな自己完結型の世界から抜け出す指針を、示してあげるのさ。
・「脂が乗ったトロの刺身は素人向き」「始まりつつある中落ちの見抜き」
ここで急にマグロの喩えが出てくるワードセンスがすごい。中落ち(背骨の周りの身)の旨さに気付くには、かなりの自己研鑽と人生の経験の積み重ねが必要ってことかな?トロばっかり食べてるくせにカッコつけるんじゃない!ってね。
・「コンクリをバックに挙げてる平成の拳による テクスチャ切って貼って勝った気持ちの野武士」
そう、所詮はコンクリートジャングル大帝なのさ。平成の拳、ぬくぬくと親が建てた暖かいコンクリだの木の家で、脛かじってメシ食わせてもらって、偉そうに語ってんじゃねえぞと。過去の誰かが言った名言bot、テキストデータを軽くインプットして、さも自分の心から迸るように語ってるけど、その実、切り張りしたびんぼっちゃまのスーツみたいなみすぼらしい贋作なのさ。おっと、でも貧乏で頑張ってるびんぼっちゃの方が偉くて立派だからな、そこは勘違いするなよ。
・「オルタナティブな恥部 カルチャーナチスが否定する見てコスるチーム」
何やってんだって、思うときないか?次から次へと日常生活の恥部さらして、でもそんな自分はすごい、充実している、意識高い、イケてる、ああ、そうかもしれねえ。鬱屈としたブログ書いてる俺は、あんたが属してるようなカルチャーナチス的存在にしてみれば、真っ先に否定されて疎外される人種。けど俺だって加われるんだよね、そのコミュニティに。垣根はないんですよ、デジタルの世界は。だから気を付けた方がいいってことね。

トライバルで美しいピアノの伴奏、に調和するデジタルだけどメロウなビート、とともに駆け抜ける黙示録的パンチライン。2013年の曲にも関わらず、2017年が象徴するインスタグラム帝国に対するアンチテーゼのようにも聞こえる。って、こんな感じの手前勝手な解釈が、waniwaveが言う「自前の鍵で脱構築」かもしれないね。
とにかくこれは2017年のベスト・トラックとしてぜひ、ここまで読んでくれた人には聞いてほしいです。

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